第232章 レイヤのショートメール

程なくして、北畑隆が看護師たちの手によって慎重に運び出されてきた。その双眸は固く閉じられ、顔色はいまだ蒼白ではあったが、呼吸は安定している。彼はそのまま集中治療室へと移送された。

橘凛と一条星夜はその後に続き、処置が適切に行われたことを見届ける。さらに『シャドウ・ブレイド』のメンバーと医療スタッフによる厳重な監視体制が敷かれたことを確認し、ようやく二人はあてがわれた隣室の休憩室へと戻った。

そこは簡素ながらも、快適に整えられた客室だった。

ドアを閉め、外界との繋がりを遮断した途端、押し留めていた疲労感が潮のように満ちてくる。

特に凛の消耗は激しかった。昨日のスリリングな暗殺劇、高強度...

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